三重県鳥羽市にある、真珠のお買い物から食事まで楽しめる複合施設。伊勢・志摩・鳥羽のグルメ、お土産なら鳥羽1番街。

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ローカルさんに聞いてみた!Vol.10 小倉さん③グルメ編

2024.12.26

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー、記念すべき第10弾!

2024年8月にオーストラリアで開催された「ワールドトライアスロンマルチスポーツ選手権」に出場した伊勢市お菓子屋さん・小倉久弥さん。お菓子屋さんならではの視点で…グルメ編のお話を伺いました!


※小倉さんの「自転車との出会い」はこちらから!

小倉さん@オーストラリア

菓子職人目線で補給食を語る!

小倉さんはまさにグルメの業界側の方なので、お話楽しみです。

春は「桜餅」をよくポケットに忍ばせて自転車に乗ります。
あれはもう僕の中では究極の補給食だなと…。

そうなんですか?和菓子を補給食に持っていく人は見かけますが、
その中でも究極と言うのは気になります。

桜餅の葉って、塩気があるじゃないですか?
桜餅自体は、お餅(餅米)なので炭水化物の塊。
そして、あんこにも糖分が入ってるし、炭水化物も入ってるし、桜も入っていて。
最強の補給食なんですよね。

よくみんなに言ってるんです。「これ最強や」って!
なので、鳥羽1番街さんのサイクルステーションで自転車をレンタルして、とか…起点に走るなら「御菓子司 梅の家」さんをお勧めしますね。

桜餅の次、5月くらいからは「鮎菓子」とかが良いかな。

あ、細い弧形のお菓子ですね!!

そうそう。どら焼きと一緒の皮で、卵、粉、砂糖で、中に求肥が入っていて…これもお餅なのでね。

定番の豆大福とかも良いし、あとは季節毎の和菓子があるので飽きませんよ!
それから、忘れてはいけない「カステラも!

カステラって、和菓子だったんですね!
洋菓子の印象でした…!!

結構勘違いというか、見た目は和菓子みたいですので、ややこしいですよね。
オーストラリアには持っていきませんでしたが、普段の長距離レースの時はいつも背中に忍ばせてます。持久系の補給には最強だと思いますね!

ちなみに、洋菓子よりも和菓子ですか…??
(キクちゃんは結構クリームパンとかジャムパンが多いのですが…)

洋菓子はどうしても、油脂が入るので自転車乗りながら胸焼けしたらキツイなと。人によりますけどね…!和菓子の場合はその心配がないので!

鳥羽に限らず、その土地のお菓子屋さんで、季節の和菓子をゲットして走る…というのも良さそうですね!!

ローカル補給食で巡る鳥羽近隣ルート!

他に、三重県内でおすすめのグルメ、お菓子でも、ご飯どころでも…ここは…!!みたいなものってありますか?

そうですね〜普段は大体コンビニで済ましてしまうんで…。

やっぱり…そうなりますよね〜。
では、自転車に乗る時に関係なくで、お土産だったり、同業者で…ここはすごい!みたいなのってありますか?

同業者だと…うーん、これも言えないというか…難しいんです。みんな凄い、というのが本当で。技術的な部分とか、みなさんそれぞれ磨き上げているので、誰かとか、1つだけを選べないです。

なるほど、今のお言葉がそのまま答えなんだと思いました!
ありがとうございます。

いえいえ、気の利いた答えができずすみません。

でも、この辺りを走るときには伊勢夫婦岩めおと横丁ソフトクリームを食べたり、おふくさん(赤福)かき氷を食べたりしますね。
実際に走るならば、そこに「梅の家」さんの和菓子、みたいな感じが良いんじゃないかと思います。

私の場合は(自分の)店のものを背中に入れてっちゃいますけどね!笑

良いですね!!
ローカル補給食で回るルート!!

お菓子屋さんのよもやま話。

ぜひお聞きしたいことがあるんですが、これだけは絶対!!という、菓子職人として譲れないこと、商品ってありますか?

ああ、それはあります。
シュークリーム、ショートケーキ、小倉まんじゅう(田舎まんじゅう)。

これは常にしっかりしておかないと、と思う3アイテムです。

毎回、トレイルマラソンに出る時に、小倉まんじゅうを3個買っていってくれるアスリートがいるんですよ。験担ぎ…か栄養補給か…そういう「いつもの」という、変わらない、安心できるものを作り続けたいですし、実際に毎回の定番にしてもらえるのは嬉しいですよね。

わかります!!
僕の場合はルーティンと言うかいつもと変わらないものを持っていきたいみたいな気持ちになります。

あと、最後に…ぜひお聞きしたいことがあるんです…っ!!
そんな小倉さんが、他のお菓子屋さんに行った際に「これを買う!」みたいな、お菓子屋さんの見極め商品があるならばこっそり…教えていただきたいですっ!!

他のお店に行ったら、ショートケーキとまんじゅを買います。
”シュークリーム、ショートケーキはちゃんと作れ”って、お菓子の師匠から口を酸っぱくして言われてきたことなんです。
これって、洋菓子の基本で、基本が美味しいと他も美味しい
ほぼ、間違い無いです。

和菓子の場合が、まんじゅうなんです。

なるほど!
元々、どちらも大好物なので無意識に買っていましたが、間違いじゃなかったんですね〜!!

キクちゃんの、勝手にプレゼン!

小倉さんには、ご自分のお店のオススメ商品を教えてもらうつもりだったんですが…まさかの!他のお店をご紹介いただいちゃったので…!!

ここからはキクちゃんが勝手に、小倉さんのお店のご紹介をしちゃいます!

「和洋菓子おぐら」は、1924年(大正13年)に創業。
なんと…歴史ある100年企業さん!!

饅頭、最中、赤飯、祝餅、各種ケーキ、シュークリームなど…
店名の通り「和・洋菓子」どちらも揃えています!!

「いせわんこもなか」

こんな可愛らしいキャラクターの最中も!

キクちゃん、個人的にはこれが好き!
お客様のイメージから生まれる、オーダーメード品!!

食べられる転写プリント(チョコレート)とか、今は色々なものがあるみたいですが…だからこそ、こういう職人仕事、人間味を感じられるものが素敵だなあって思います。

こういうのも…作っちゃうんですって!(サンタクロース!)
既製品を使うところが多いのに…!!

これなんて…!!
びっくり!木工細工かと思ったら…お菓子なんですよ!!(全国菓子博覧会シンボル制作)

茶会席のお菓子も作られるのだそう…!!
シュークリーム、と聞いていたので…もう、その守備範囲の広さにビックリです!!

ちなみに…以前、枡田さんもおっしゃっていましたが…口コミを見ても「シュークリーム」が人気でした!
間違いないってことですね!!(師匠の教え通り…!!)



記念すべき10人目のローカルさんも、とっても楽しくて、ユニーク、そして毎回ですが…本当に謙虚な方が多い…!!です。(”類とも”の法則…?!)そして、職人さんの裏話も、とてもタメになりました!!
また、キクちゃんが知らないだけかもしれませんが、地域柄か「上生菓子」を作られているお菓子屋さんが多いように思いました…、というのも、ちょっとした発見でした。

自転車に乗るにはすこ〜し寒い季節にはなりましたが、せっかくなのでお菓子屋さんを目指して自転車を走らせてみようかな…と思うキクちゃんなのでした。


【取材協力】小倉久弥さん

三重県伊勢市の創業100年を迎えた老舗菓子屋「和洋菓子おぐら」の代表。
お店では饅頭、最中、赤飯、祝餅など日本の風習に沿った和菓子、ケーキ、シュークリーム等の洋菓子どちらも取り揃えており、地域の暮らしに寄り添ってきた。
職人技を駆使してお客様のイメージを形にする菓子職人であり、サーファーでトライアスリート。

仕事も遊びも100%!!
常に刺激を求めてエネルギッシュに人生を謳歌する、4人の孫を持つ59歳!!


和洋菓子おぐら
〒516-0041 三重県伊勢市常磐1丁目5-13
TEL.0596-28-5610 営業時間:9:30~19:30
定休日:毎週火曜日
https://ogura.shop-pro.jp/ Facebook

座右の銘が「休みの日には体を休めるな。動きまくって心を休めろ」です!

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

ローカルさんに聞いてみた!Vol.10 小倉さん②海外遠征編

2024.12.20

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー、記念すべき第10弾!

2024年8月にオーストラリアで開催された「ワールドトライアスロンマルチスポーツ選手権」に出場した伊勢市お菓子屋さん・小倉久弥さんに、遠征のお話を伺いました。


※小倉さんの「自転車との出会い編」はこちらから!

小倉さんと愛車@ひまわり畑

世界選へのスロット(出場枠)

この記事、枡田さんから送付していただいていて、拝見していたんです!

中国新聞:https://www.chunichi.co.jp/article/947107
伊勢新聞:https://www.isenp.co.jp/2024/08/21/115200/

早速ですが、トライアスロン世界大会、「ワールドトライアスロンマルチスポーツ選手権」は、どんな風に出場が決まったのでしょうか?

トライアスロンの世界大会には”スロット(出場枠)”というのがあるんです。
JTU 日本トライアスロン連盟が指定しているレースで優勝
・年間の総合ランキング5位以内(ポイント制)
・年齢毎のエイジ枠:私は55-59歳です
 等
JTU の出場資格説明詳細はこちらから 

実は、私、ポイントのことを知らなかったんです。
ポイント獲得ためにレースを選んで参加していたわけではなかったので…。

そうだったんですか!!

たまたま大量に放置していたメールの整理をしていた時、JTUからの「出場資格がある」という知らせに気づいたんです。

それはすごい…見落としていたら…もったいなかったですね。

はい。直ぐにケーケー山本自転車店・山本さんに相談したんです。
海外遠征も初めてでしたので、さてどうしよう…と。

山本さんはレース転戦も豊富な方なので、その点は安心ですね。
直ぐに参加を決めたのですか?

メールを見てから2週間くらい自問自答しました。
でも、迷ったというと語弊があります行きたい気持ちしかなかったです!

チケットがあり、行ける(サポート)環境もあって…、動いていないとダメ…という小倉さんのお話を聞いている限り、行かないわけないですね!笑

ポイントを数えながら計画的にレース出場したとしても、なかなか出場権利を得るのは難しいと聞きますし。

そこから準備をしたのですが、海外も久々で、一番大変だったのはVISA取得でした。3時間くらい、iPadと旅行代理店に電話をしながら、なんとか手続きをしたんですが、これができたらレースの7割が成功ですね!笑

さすが、体と自転車は普段から整っていますもんね!

いざ、レース参戦!

実際にレースを走ってみての日本との違いだったり、感じたことってどんなことでしょう?

一番は「直線が長すぎ!」ですね。
日本と違って、5~6kmも延々と直線が続くもんで…飽きます。笑
あと、向かい風も強くてなかなか進まない。
海外の選手は女性でも結構強いんですよね!グイグイ行くんです。
気持ち的にしんどくなりました。
(楽しいはずの追い風…がなんちゃら…よくわからんかった)


スイムに関していうと、泳ぐには特に問題はないんですが…丘の上から見ると綺麗な海ですが、海中は日本の方が断然綺麗だなあと思いましたね。笑

わー。その直線コース…想像したくないです…!
ちなみに、僕の想像なんですが…海外のレースの方が血の気が多そうだなって思うんですが、その辺りってどうですか…?

そこはイメージと違って、とてもアットホームでしたよ!
今回私の中で”おっちょこちょい(ひょうきんもの)には国境がない”って、名言が生まれたんです。

え?どういうことですか…!?
その名言、詳しく教えてください!

ランで周回コースを走っている時に「Hey JAPAN!! Let’s go…!!」と声援をもらうんですね。
そこでバレーボールの「ニッポン!チャチャチャ!」の感じで「ニッポン!」と返しギャラリーから「チャチャチャ!」のアンサーをしてもらって。
10秒程度ですが「ニッポン!チャチャチャ!」コールでその場が沸いんです。

すごい、そんな余裕があるのも凄いですが、ムードメーカーですね〜!!
(いただいた普段のお写真からも小倉さんのお人柄が想像できて、なんだかイメージが湧きますっ…!!)

なんだかいいなぁ。
しかも、日本の代表として、宣伝もバッチリですね!

性格ですかね〜!笑
順位がどうこうっていうポジションじゃなかったですからね。

競技者は同士、ゴールしたらみんな勝者

ロードバイクやマウンテンバイクの場合、順位が全てで、1位が一番リスペクト、優先されるのですが、トライアスロンの方の場合、他の競技者への敬意の払い方が違う気がしています。

それは、確かにあるかもしれません。
なにしろ、時間も長いですし、ただただ…本当に辛いだけですからね。

あ、辛いんですね!(ちょっと意外というか、人間味があって…なんか安心!!)

レースによっては早い人で9時間、最後の方だと15時間…というのもありますから。
私も、レース中はいつもちゃっちゃと終わらせたいと思っています!

そんなレースなもんですから、順位よりも、ゴールしたら全員勝者、みたいなところがあると思います。
最後の方が、長い時間戦っているわけですから、辛いんですよ。
だから、最後にゴールした選手にも大歓声が贈られるんです。

なるほど…辛さを一番味わっている…って聞くと確かに、納得です。
凄いな〜…。
紳士的というか、ものすごく平和な競技ですね。

これまで気にしたことが無かったですが、言われてみれば、確かに…。
10kmとかのマラソンではやらないんですが、トライアスロンでは、ランで、足を攣っている方を抜く時は自然に「ファイト!」とか、声かけるんです。

それはやはり辛さが解るから…というのが大きいです。なので、競技者は全員、共にゴールを目指すための戦友、同志みたいなイメージなんです。

自転車に限らず他の競技と圧倒的に違うところで、僕はご縁がない世界なのでとてもいいなあって思うところです。

来年の目標

今年初参戦でしたが、来年もやはり出場を狙っていく感じでしょうか?

そうですね〜。
来年も行きたい気持ちはありますが、それ以上に来年60歳になるので、エイジ枠が変わるため(今年のエイジ枠:55〜59歳)、60歳〜の「エイジ枠」の年間ランキング5位以内を狙いたいと思っています。

なるほど!枠の中では一番若いので、狙い目の年ですね!!

そうなんです。
来年はポイントを意識したレース参戦を考えています。
5位以内に入れば結果的に、世界大会にも繋がりますし!

目標があってこそ、メリハリができて楽しみも増えますよね。
吉報楽しみにしています!

「ライフスタイル」の中にトライアスロンがある小倉さん。
キクちゃんは”レース中は辛いだけだし、ちゃっちゃと終わらせたい”という言葉が聞けたことが、個人的にはとっても嬉しかったというか、安堵しました。

ただ”鉄人・超人のスポーツ”のイメージがありますが、実はとっても人間味があるスポーツなんだなと改めて再確認できました…!!(よ、ね?)

次回、菓子職人・小倉さん”グルメ編”。乞うご期待!!


【取材協力】小倉久弥さん

三重県伊勢市の創業100年を迎えた老舗菓子屋「和洋菓子おぐら」の代表。
お店では饅頭、最中、赤飯、祝餅など日本の風習に沿った和菓子、ケーキ、シュークリーム等の洋菓子どちらも取り揃えており、地域の暮らしに寄り添ってきた。
職人技を駆使してお客様のイメージを形にする菓子職人であり、サーファーでトライアスリート。

仕事も遊びも120%!!
常に刺激を求めてエネルギッシュに人生を謳歌する、4人の孫を持つ59歳!!


和洋菓子おぐら
〒516-0041 三重県伊勢市常磐1丁目5-13
TEL.0596-28-5610 営業時間:9:30~19:30
定休日:毎週火曜日
https://ogura.shop-pro.jp/ Facebook

座右の銘が「休みの日には体を休めるな。動きまくって心を休めろ」です!

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

ローカルさんに聞いてみた!Vol.10 小倉さん①自転車との出会い編

2024.12.11

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー、記念すべき第10弾!

リレー方式のこの取材企画、今回はVol.9 クリスさんからのご紹介で伊勢市お菓子屋さん・小倉久弥さん!

伊勢で、お菓子屋さんで、サイクリスト…というと…?!
そうです、お子さん2人がアスリートの枡田さんが裏メニューを
教えてくださっていた…あのお店の小倉さんです!!

小倉さんと愛車

世界観を変える、刺激を求めて

枡田さんの取材時、グルメ編でお話は聞いておりましたので、お話を伺えるのがとっても楽しみです。

小倉さん、本日はよろしくお願いします!

はい、よろしくお願いします!

お菓子屋さんで、自転車乗りで、トライアスリート…ということで(糖分補給に困らなそう…!!)早速ですが、自転車を始めたきっかけと、自転車歴を教えてください。

今、59歳で自転車歴は9年目です。
それまでもず〜っと、自転車には乗りたいな〜という気持ちはあったんです。
ただ、奥さんの顔色をうかがっていたんです…(笑)

そうだったんですか!!
奥さんの顔色…、大事ですね。

若い頃からずっと、サーフィンをやっているんですが、30歳すぎ頃から体力に不安を感じるようになって、30代半ば頃からランニングを始めたんです。その時はレースとかではなく、近所の周りを走る…くらいの、本当に軽いものでした。

サーフィンですか!
(その日焼けは…トライアスロンだけではなかったのですね…!!)
そこから、本格的なマラソンは何がきっかけだったのですか?

息子との富士山登山をしまして、その際、自衛官の方に登山のノウハウを色々伝授していただいたんです。
無事登頂してお礼がてら帰還報告をしに行った時、日本一の富士山登頂を経験して「何か世界観が変わったか?」と問われたんですが…いや、特に変わっていないなぁと…。

なんだか、深い問いですね。

はい。それが結構ズーン…と、響いたんですよね
自衛官の方に「だったら、マラソンをやってみたら世界観変わるかもしれませんよ?」と言われて、なるほど…と、40代半ばくらいからマラソンのレースに出場するようになったんです。

ランナーズハイ、というのがあるくらいですもんね。
それでマラソン…42.195kmを走っちゃうのが凄いです。

マラソンを走るための脚作りのルーティンが始まって、朝から2時間サーフィンをして。サーフィンって凄く漕ぐんですよね、クロールと同じように。
その後に走る…とやっていると「あれこれ、あと自転車に乗ったら…あと、トライアスロンになるんじゃないかって…」

笑。(もう、定番の流れすぎて…何も言えないキクちゃん。)

まあ、自転車を買う理由が欲しかっただけなんですけどね。
(奥さんへの)言い訳です、言い訳!

でも、そこまでして欲しいって…自転車に関わる身としてはとっても嬉しいです!
よほど自転車への憧れ、思い入れがあったのですね!

小学校の頃から自転車を猛スピードでぶっ飛ばして乗り回していたなあとか…。先生に取り上げられて2週間禁止受けたんですけど!笑
中1の頃には部活やりながら、友達3人で自転車部を作ったことを自転車に乗るようになって思い出しました。
自転車との思い出、関わりがあったなあと。

すごい、子どもの頃からとても活発、わんぱくだったんですね!

小学校の頃から自転車を猛スピードでぶっ飛ばして乗り回していたなあとか…。先生に取り上げられて2週間禁止受けたんですけど!笑
中1の頃には部活やりながら、友達3人で自転車部を作ったことを自転車に乗るようになって思い出しました。
自転車との思い出、関わりがあったなあと。

実はずっとバイクも乗っていたんです。
妻に「バイクを売ったら自転車が買えるじゃない」と言われまして。

バイクも好きだったんですが、動力で動くのでただ乗っているだけになるので、楽しいは楽しいんですけれど、心が満たされなかったんです。

自転車を買う言い訳でしたが、トライアスロンは性に合っていたようです。

なるほど。
小倉さん、完全に自分を追い込みまくってアドレナリンが出る、ストイックなタイプですね。

最初は自転車を買う言い訳でしたが、念願の自転車も手に入り、トライアスロンは性に合っていたようです。

動いていないとダメ。”マグロのような性分”

小倉さんは経営者で、現場でもお菓子作りをされている職人さんなので、よっぽど多忙だろうと想像するんですが…サーフィンもマラソンも自転車も…と、いつ時間を作っていらっしゃるんですか!?

もの凄い効率化・生産性を極めていらっしゃるとか…?!(それならそれで興味ありますっ!!)

時間は、無理くり作っています!笑

あ…なるほど!

元々、”動いていないとダメ”なタイプで、落ち着きない方ではあるんですけど…。
波乗りの先生で、”遊び”の師匠から「休みの日には体を休めるな。動きまくって心を休めろ」と教わったんで、起きてる間はず〜っと動き回ってます。

たまにいますが…本当に小倉さん、桁違いの体力オバケですね〜

休みの日は、毎回、家に帰ると気絶したように寝ています
スマホを見ながら気づいたら寝ていて…
何度スマホを顔の上に落としたか…!笑

趣味を全力で楽しみ、会社経営もされていて、家族もいて…と、
世の男性たちが喉から手が出るほど羨ましい…理想系なのではと思うキクちゃんでした。
ただし…小倉さんの奥様、ご家族の懐の深さも…きっとあるはず!!

趣味に没頭しすぎは注意!!笑(自転車が夫婦・家族のケンカのネタになりませんように…!!)
くれぐれも、マネは自己責任でお願いします〜!

次回は、小倉さん海外遠征・ワールドトライアスロン大会参戦のお話を伺いました!


【取材協力】小倉久弥さん

三重県伊勢市の創業100年を迎えた老舗菓子屋「和洋菓子おぐら」の代表。
お店では饅頭、最中、赤飯、祝餅など日本の風習に沿った和菓子、ケーキ、シュークリーム等の洋菓子どちらも取り揃えており、地域の暮らしに寄り添ってきた。
職人技を駆使してお客様のイメージを形にする菓子職人であり、サーファーでトライアスリート。

仕事も遊びも120%!!
常に刺激を求めてエネルギッシュに人生を謳歌する、4人の孫を持つ59歳!!


和洋菓子おぐら
〒516-0041 三重県伊勢市常磐1丁目5-13
TEL.0596-28-5610 営業時間:9:30~19:30
定休日:毎週火曜日
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座右の銘が「休みの日には体を休めるな。動きまくって心を休めろ」です!

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

ローカルさんに聞いてみた!Vol.9 クリスさん③グルメ編&アイディア

2024.11.22

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー第9弾!

カナダ出身、鳥羽市在住サイクリストクリストファー・ダグラス(以下クリスさん最後のパートはお馴染み、グルメ編です。

クリスさんと愛車

鳥羽で海鮮丼なら「お食事処むつみ」

クリスさんが仲間とサイクリングの途中で行く場所、おすすめのお店を教えてください。

海鮮だったらパールロードの入口にある「お食事処 むつみ」ですね!
10種の新鮮な刺身がのっていて、特製だれをかけて食べるんですが…これが絶品です。

参照:ホットペッパー お食事処 むつみ

わぁ!!
新鮮な海鮮に温泉卵に特製ダレ…絶対間違いない組み合わせ。
完全に飯テロですね…!!(インスタでも凄い人気っぷり…!!)

あ、でも…クリスさん。
こちらのお店、とっても高級そうな感じの店構えな気がするんですが、レーパンジャージで行っても平気なお店ですか?

もちろん!私はいつもビブショーツとジャージで入ってます!!
そういうお店しか行かないですよ!(笑)

ああよかった!!(安心)
海沿いの街の素敵なところですね〜!!

海女さんの料理「相差cafe 千-sen-」

次のお写真もまた素敵ですね〜!(クリスさんの写真が…どれも魅力的!!)
身体が浄化されそうな、健康的な彩り!!

こちらは「相差cafe 千-sen-」
シンプルな感じが良いんですよ!

シフォンケーキやコーヒーなどのカフェメニューの他、ランチだと地元の魚介類をたっぷり使った「うにめしランチ」が人気です。

え!?カフェでウニですか…?!
またまた珍しいというか、新しいですね〜!!

実は現役の海女さんがやっているお店なんですよ。
地元の旬の野菜と、新鮮な魚介を使ったランチプレートで、内容は季節で変わるので、そちらもお楽しみですね。

なるほど!
ウニを炊き込みにしちゃう時点でもう、産地の特権…!!って感じがします。
お洒落なカフェでウニ飯ランチ…ここも行ってみたいです!

石神さん参道沿いのオシャレカフェ「オウサツキッチン0032」

相差でもう一つ紹介したいのが、真っ白な建物が目を惹く「オウサツキッチン0032」

神明神社(石神さん)の参道にあるので、すぐに解ると思います。
相差漁港で水揚げされた新鮮なお魚と海女さんが採った海藻を使る「ZAKOフライ」が看板メニューで、コーヒーやドリンクのテイクアウトもできます。
 参考:https://osatsu.org/kitchen/

クリスさん!!
石神さんって…名前は聞いたことがあるんですが、どんなご利益があるんでしたっけ…?!(すみません、うろ覚え…)

「石神さん」は「女性の願いを一つ叶えてくれる」と、昔から地元の海女さん達の間で信仰されてきた神様です。
神明神社の境内にあって、現在は全国から多くの女性参拝客が訪れる女性のパワースポットになっています。

あ〜!(思い出した…!!)
オリンピックのマラソン金メダリスト・野口みずきさんが、オリンピック前に参拝したっていう神社ですね!!

そうです!
鳥羽は女性の願いを叶える「石神さん」「加布良胡さん」「彦瀧さん」三つの神様 羽三女神がいるんです。

そうでした…!!
鳥羽1番街さんの2階に、その”お願いごと代理受付所”がありました…!!

雰囲気のある良い場所なので、女性に限らず、自転車に限らず、是非足を伸ばしてみて欲しい場所です!

はい!
今回クリスさんのお話で、今回”相差”にとても興味を持ったので、是非調べて行ってみたいと思います!


相差情報はこちらもチェック!!
海女小屋 相差かまど 
●石神さんの参道にカフェが新オープン、オウサツキッチン0032
●石神さん

海沿いの道を独占!パールロードの旧道

さて、最後に…。
クリスさんとは、どうしたら鳥羽がサイクリストとってもっと良くなるかというお話で盛り上がりました!

今回は”海外の方から見た日本”という視点のお話をたくさん聞けたのですが、クリスさん目線で、もっとこうだったらいいな、という点や不便だったり、課題に感じることって、何かありますか?

そうですね。
総合的に、日本はサイクリストにとって素晴らしい場所だと思います。

それが前々回のお話に出ていた”フルサポートライド”に代表する環境ですよね。
日本、というと範囲が広すぎるので、クリスさんが住まれている鳥羽に限定してみると、どうでしょうか?

鳥羽でいうと、もっとサイクルラックが普及すると良いなぁと思いますね。
どこでも安心して自転車を置いておけるという環境

サイクルラックがあると、自転車乗り歓迎!の感じが一発で伝わりますもんね!

そうそう。
私のはまあ平気なんですが、凄く高価な自転車の仲間もいるので、そういう人たちが安心して置ける、っていうのは大事ですよね。

実際、サイクルラックを置いて欲しいな〜という目星をつけているというか…自分のお気に入りの場所(お店)があるんですよね。
そういうところには…ちょっと声をかけたいなって(むしろ、置かせてもらおうかな…って)思っているんですけど…!!笑

駐車場に余裕があるお店であれば車一台分のスペースにサイクルラックを置く…みたいなことができるだけでも違いますよね!

いかに安価に普及するか、がポイントになりそうです。

そうなんです。
でもこれは実はそんなに難しくないと思っています!

こちらなんて普及にピッタリですよね!!

ちょうど良い記事があったのであげておきます。
2×4材専用金具で作るサイクルラック!
(参照:Bicycle Club

はい、まさに…!!十分です!!

あとはルートの看板や道路へのペイントもあると良いと思います。
ペイントがあると車のドライバーにも”ここはサイクリストがいるぞ、サイクリストが多いぞ”と気にかけてもらえるため、より安全になると思います。

そして、同じ看板、目印があることでその地域のブランディングもできますよね!

なるほどなるほど!
道路のペイントというと、キクちゃんはビワイチを思い出します。

これに関しては鳥羽一番街さんのように民間の一企業ではなく、行政を巻き込む必要がありそうですね。

例えば、サイクルラック横の三角の部分(上写真参考)を使ってルートマップだったり、現在地を知らせるサインにできると良いかもしれませんよね。

それはとても良いですね!

サイクルコンピューターやスマホでも位置情報は解りますが、ルートや地域をサイクリストが実際のルート上で常に認識できると、知らない土地でもとても安心して走行できると思います。

大前提に、日本はサイクリストにとって素晴らしく走りやすい環境というのがあります。だからこそもっと良くなる可能性を秘めていると思います。

普通に走るだけでも、日本は”フルサポートライド”、ですもんね!
本当に貴重なお話ありがとうございました。

今回は、鳥羽サイクルステーションという一つのスポットに留まらず、地域を巻き込む方法、サイクルラックを広めたり、活用法を具体的に考えるとても良いキッカケになりました。

うーんうーんと、机上で唸っていても仕方ないので…まずは鳥羽に美味しい海鮮を食べに行くことから計画したいと思います!!


【取材協力】クリストファー・ダグラスさん

カナダ出身、14年前に来日以来、三重県鳥羽市在住。
現在は鳥羽市商工会議所職員として、インバウンド向けの観光情報発信や受け入れサポート等を行う。
現在は、ロードバイクがメインだが、幼少期からBMX、マウンテンバイクと、常に自転車を身近に生きている。
旺盛な好奇心で、日本での生活を謳歌している。

ridewithgp https://ridewithgps.com/users/7942268
strava https://www.strava.com/athletes/46244285

鳥羽でコーヒーと言えば「MUSEA」!
自家焙煎の美味しい珈琲で、ここも外せません。

参照:MUSEA ( Instagram 食べログ

MUSEA」は山本さんも、オススメでご紹介くださっていました。
皆さんが口を揃えて仰るので、間違い無いですね〜!!

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

ローカルさんに聞いてみた!Vol.9 クリスさん②鳥羽のおすすめ編

2024.11.15

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー第9弾!

カナダ出身、鳥羽市在住サイクリストクリストファー・ダグラス(以下クリス)さんに、オススメ”区間”を教えていただきました。

※クリスさんの「自転車との出会い編」はこちらから!

クリスさんと愛車

鳥羽らしさが感じられる、金刀比羅宮への坂道

これまでも皆さんにおすすめルートで、鳥羽と言ったら…のパールロードを含むルートを教えていただいてきているので、今回クリスさんにはルートというよりは、鳥羽市内を日々走られていらっしゃる中での、オススメの”区間”を教えていただきたいです!

そうですね。
実は鳥羽にもこんぴらさん(金刀比羅宮)があるんですがそこに向かう、常安寺から扇芳閣までの坂ですね。
最初の区間が結構キツめの斜度で、全体としては1kmぐらいで勾配が9%ぐらいの斜度があります。

扇芳閣は泊まったことがあります!!
確かぐ〜っと坂道を登った記憶が…(車ですが)。
1kmぐらいの坂って出し切るには丁度いい長さですよね。

そうなんです。
そして、この途中の景色もなんとも言えない風情…すごく鳥羽らしい気がするんです。

そうそう、この海の街なんですけど、山が近くにあって、情緒がありますよね
走ったことはない場所ですが、写真からも雰囲気が伝わってきます。

坂道の途中にめだかの学校というちょっと不思議な場所があります(扇芳閣の一角)。
子どもたちのためにと作られたビオトープなのですが、春は桜が素晴らしく、藤棚も綺麗で、無料の足湯もあります。

わ〜!めちゃくちゃノスタルジック…絵本の世界みたいですね!!
この場所からの景色も凄く素敵…!

この足湯は船がモチーフなんですね?!新鮮な感じですね!
クリスさんが”不思議”というのがよくわかります。

金刀比羅宮まで登り切ると、静かな高台で、海と街が一望でき、鳥羽らしさを感じられるので、私の好きなスポットです。

うわ〜。。。すっごく良いですね〜!
これは知らなかったです…!!

相変わらず…クリスさんの写真もめちゃくちゃ素敵です!!

僕も地元に小さなお気に入りの場所があります。
大阪の箕面ダムから高山公民館とか、福島だと福島空港の前の道路とか。
有名な観光地とか、メイン通りとかではないのですが、ちょっと秘密基地のような…こっそり行って楽しみたい場所というか!

他にも、もう一つぐらいオススメの区間ってあったりしますか?

海沿いの道を独占!パールロードの旧道

的矢
相差 鯨崎
国崎
浦村

県道47号線とパールロードの交差点(消防署の南鳥羽出張所付近)からそのまま47号線を海の方に向かうと、的矢〜相差(おうさつ)までは気持ち良い下り坂で、
その後の相差〜国崎〜石鏡〜浦村と適度なアップダウンのある道を海を見ながら気持ちよく走れるルートです。

あー!こちらも素敵…!!
海を見ながらの景色もよさそうですね〜!
特に浦村の港町、めちゃくちゃかっこいいです!
この景色の中走るなんて最高ですね!

相差の県道47号線〜県道750号線の北上ルートは、パールロードができる前の旧道的な道で、今は交通量がほぼゼロなんです!

なるほど、ここは旧道にあたるんですね〜!

バイパスができると、並走する生活道路は近隣の方しか使わなくなるので、交通量は本当に少なくなりますよね。

そうなんです、海沿いのルートでここからの海を見ながらのライドも最高です。
パールロードは少し高い位置を走っていますがこの道は海に一番近い道路で、私が大好きなルートです。

そして早朝だと、海女さんが海に潜っているのが見られたりするんです。

海女さん!!
それは貴重ですね!!

鳥羽・志摩には、日本の約半数の海女さんがいる日本一の「海女に出逢えるまち」として、日本遺産にもなっているんです。

https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story073/

なるほど!

鳥羽駅に海女さんのポスターがあったり、鳥羽1番街さんでも海女さんのイラストがあるのはそういうわけなんですね!

(美味しい海産物を食べる方ばっかりに夢中でした。。。笑)

私は仕事柄、海女さんともお会いしますが、普通に生活しているとなかなか海女さんの姿を見ることはないと思いますので、自転車に限らず、鳥羽らしい日常を見られる場所としてもオススメです。

本当に地元で走っている人ならではのお話!
前回鳥羽を走った時は定番のパールロードを走りましたが、こちらの750号線も魅力的なルートになりそうですね

そんな話をしていたら…やっぱり美味しいお話を聞きたくなりました…笑
クリスさん的、オススメグルメをお願いします。
クリスさんがお刺身お好きだったら…美味しいお魚のお店も教えていただきたいです!

もちろんです!



ご紹介してくださった場所の魅力をたっぷりと詰め込んだクリスさん撮影の写真も素敵で、
本当に惹き込まれました。

今回は鳥羽に着目して深堀りをしてみましたが、全国各地にきっとそれぞれの素晴らしい場所があってそんな場所をオススメしていくことができるととても素敵だなぁと、クリスさんのお話を聞いて思ったキクちゃんでした。


次回は、お待ちかね…グルメ編!


【取材協力】クリストファー・ダグラスさん

カナダ出身、14年前に来日以来、三重県鳥羽市在住。
現在は鳥羽市商工会議所職員として、インバウンド向けの観光情報発信や受け入れサポート等を行う。
現在は、ロードバイクがメインだが、幼少期からBMX、マウンテンバイクと、常に自転車を身近に生きている。
旺盛な好奇心で、日本での生活を謳歌している。

ridewithgp https://ridewithgps.com/users/7942268
strava https://www.strava.com/athletes/46244285

仕事終わりに自転車に乗るのが日課!
”クライマー”気質で、若者に負けじと坂道を攻めてます!

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

ローカルさんに聞いてみた!Vol.9 クリスさん①自転車との出会い編

2024.11.06

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー第9弾!

リレー方式のこの取材企画、今回はVol.8 喜畑さんからのご紹介で…実は初!!カナダ出身、鳥羽市在住サイクリストクリストファー・ダグラス(以下クリス)さん!

喜畑さんが「せっかく鳥羽1番街さんの取材なのだから、鳥羽の方が良いよね!いるいる!!」とご紹介くださいました。(そうなのです、実は鳥羽の方はゼロだったのです。よく見ていただいており…ありがたいっ!!)

色々と聞きたいこと&海外の方への初取材…に、いつも以上にドキドキで取材をさせていただきました。

クリスさんと愛車

カナダのやんちゃ少年

(ドキドキ)クリスさん、今日はよろしくお願いします!
毎回聞かれていると思うのですが、日本に来た経緯から教えてください。

もちろんです!よろしくお願いします!
私はカナダ出身の44歳です。
妻が名古屋出身の日本人でカナダで結婚し、双子の誕生をきっかけに、子育て環境を考えて日本を選んだのです。
かれこれ、鳥羽在住で14年、もう息子たちも16歳、すっかり大人になりました!

なるほど、お子さんの誕生はライフステージに大きな影響を与えますよね!
でも、英語圏を選ばず、日本というのも珍しいなって思いました。

英語ならどこでも身につけらえるというイメージがあって、逆に日本語の方が、機会がなければ難しいかなと。
そして、自分の人生経験と違う経験で育ててみようと思った
のです。

確かに!しかし…、それでなぜまた、日本の中でも東京、大阪、名古屋のような都市部を選ばず、鳥羽だったのですか?!

私の出身がカナダでも都会の方だったので、田舎に住みたいと思っていました。海のないエリアだったので、海への憧れもあり、妻の実家にも近いというところで、自分には鳥羽がピッタリな場所でした。

なるほど!
海が無い場所で育つと、ちょっとでも海が見えるだけでテンション上がりますよね!
僕もそうなので、すっごくわかります!!

あとは、仕事も絶対条件ですよね。
鳥羽が英語スキルのある人を求めているという点でも、とても相性が良かったんです。

ではちょうどよくマッチングしたのですね!!
それで来日以来14年…ですから、鳥羽としてもとても良い方に来てもらえたってことですね!

ちなみに、自転車はカナダにいる時から乗っていたのですか?

はい。カナダでは自転車通学がOKだったので、小2くらいからマウンテンバイクで通学して、冬は雪道も自転車で通っていました。ちょっと危ないんですけど、それがまた楽しくて…!
一時期はBMXもやってましたよ。どのくらい飛べるかを友達と競って、骨折は3回、1度は意識を失ったりと…まあ、当時はやんちゃ少年でしたね!笑

骨折3回は凄い!笑
(キクちゃん、痛いの苦手なのでケガにはかなり慎重なんです。)

でも本当にクリスさんは子どもの頃から自転車に馴染みがあったのですね。

はい。でも、カナダではマウンテンバイクで、日本に来てからロードバイクに乗るようになりました。
この辺りは、山はあるけれどマウンテンバイクで走るような道がないんです。

2010年にボーナスが出た時に、妻にも許可を貰ってロードバイクを買いました。ちょうど誕生日の割引もあって。
初めて買ったロードバイクはキャノンデールで今も持っています!

生活圏によって、乗る自転車も変わってきますよね〜。

キクちゃんの、いつでもマウンテンにもロードにも乗れる環境って、改めて…贅沢だ!

根っこはやっぱり、マウンテンバイカー?!

ロードバイク歴も10年を越えていますが、クリスさんの根っこはマウンテンバイカーロードレーサーどちらだと思いますか?

自分の世代だと最初の頃はBMXしかなくて、マウンテンバイクもなかったんです。
とりあえずジャンプできるところを見つけて遊んでました。

子どもの頃、サッカーもやっていたんですが、本気のスポーツがサッカー、自転車はもっと身近というか、遊び(ファン)という感じの存在でしたね。なのでどちらというのは難しくて…“自転車”なら何でも、好きです。

僕も自転車は何でも乗るんですけど、レース活動としては、マウンテンバイクからロードに転向したんです。
そんな中でもやっぱり、オフロード、土の上を走るのが好きだなって思うんですよ。

それは解ります!
うん、マウンテンバイクの方が根っこにあるかもしれませんね。

ロードバイクで走っている時でも(マウンテンバイクのように)ウィリーをしたり、道路と歩道の間の2、30cmの段差があったりすると飛んじゃいます。

ですよね〜!(世界共通!

日本の道は”フルサポートライド”!!

人生の約1/3くらいをもう日本で過ごしていらっしゃるクリスさんに、鳥羽に限らず、海外のサイクリストにとって日本がどう見えているのかを是非お聞きしたいです!

まず、1番は道が綺麗です!
アスファルトの状態がとても綺麗。小石や砂利、凸凹がないので、本当に走りやすくいです。

あ〜なるほど…!!

日本人は当たり前だと思っていますが、日本で走るのはフルサポートライド、みたいです。

おお!
それは凄くキャッチーなフレーズですね!

カナダの場合、100km、200km分の水や食べ物を全部積んで走らないといけないですし、ロングライドではプランニングがとても重要です。
でも、日本ならボトル1本あれば平気です。

コンビニも自販機もあるし、最近だとキャッシュレスも増えているので、本当に心配がいらない。パーフェクトなトイレだってあるし…!かなり辺境だとしても水の補給ができてしまいますよね。

確かに…!!
山の中を走るにしても3,40km、自販機がないところを探す方が難しいかもしれませんね。

そうなんです。
海外だと、町から出たら次の町までもう何もない…というのがほとんどです。

そうか…30kmぐらいコンビニがない、なんて不便のレベルじゃないんですね〜。
その目線だで考えると、海外のサイクリストにとっては、日本ならばどこでも、ものすごく走りやすい場所、ということになりますね!!

はい。“自転車専用道路”があるところも増えてますよね。
しまなみ海道を走った時には、橋から眺める海、景色もとても最高でしたが、それと同じくらい、車の心配をせずに、自転車が自由に走れる自転車だけの道に感動しました。

日本中、走ってみたい場所がたくさんあります。

日本はサイクリスト向けの対応って、まだまだこれから…という印象でしたが、
そう言ってもらえると、日本人として…嬉しいですね〜!!

特別な道ではなく、ごくごく普通の道路を”走りやすい”と言って貰えるなんて…日本って凄く恵まれているんじゃないか?!と、改めて気付かせていただきました。
“フルサポートライドができる国”をキャッチフレーズにもっともっと世界に知っていただけたらいいなと思う一方、でもやっぱり基本は大事なので!

準備は入念に!計画的に安全なライドを楽しみましょう!!
基本ができているからこそアレンジができるわけなので、間違ってもボトル1本で出かけるのはNGです!!


次回は、お楽しみ!クリスさんが日頃よく走っている地元・鳥羽のスポットを教えていただきます!!


【取材協力】クリストファー・ダグラスさん

カナダ出身、14年前に来日以来、三重県鳥羽市在住。
現在は鳥羽市商工会議所職員として、インバウンド向けの観光情報発信や受け入れサポート等を行う。
現在は、ロードバイクがメインだが、幼少期からBMX、マウンテンバイクと、常に自転車を身近に生きている。
旺盛な好奇心で、日本での生活を謳歌している。

ridewithgp https://ridewithgps.com/users/7942268
strava https://www.strava.com/athletes/46244285

仕事終わりに自転車に乗るのが日課!
”クライマー”気質で、若者に負けじと坂道を攻めてます!

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ニュースレターVol.6発行

2024.11.02

今月も鳥羽サイクルステーションのことを広くお知らせするための
「ニュースレター」第6弾が完成しました。

今回の鳥羽近隣エリアのサイクリストさんをリレー式に取材中の“ローカルさんに聞いてみた!”では、”距離”や”スピード”ではなく”変化”を楽しむために自転車に乗る、ジェントルマンな喜畑さんにお話を伺いました。
本文記事はこちらから:https://www.toba1ban.co.jp/news/4270/

どうぞご覧いただけますと幸いです。

※画像をクリックするとPDFをダウンロードいただけます。

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ニュースレター

ローカルさんに聞いてみた!Vol.8 喜畑さん③グルメ編

2024.10.25

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー第8弾!

今回は三重県伊勢市在住のサイクリスト・喜畑圭司さんのオススメグルメ!初っ端から、キクちゃんの好物…でスタートです。

愛車は白の「CEEPO」

ボリューム満点、過補給!(笑)

今回はロングライド中はコンビニ(めっちゃわかる…!!)ということでしたが、せっかく喜畑さんにお話を伺っているので、是非三重県内でオススメのグルメスポットをお聞かせいただけますか?

はい。伊勢から少し離れてしまうんですが、みんなで走る時によく行くところ、という目線で紹介したいと思います。

うどんと丼 ふる里松阪市飯高町、山の中にあるうどん屋さんの”唐揚げ”!ボリューム満点!!コスパ最高。口コミでも”唐揚げ(小)定食でもボリューム満点!”、”この量・味で1,000円以下は行く価値あり!”と高評価!どれも美味しいが、まずは定番「唐揚げ定食」を!

ボリュームが…もう、おかしいんです。コスパが良過ぎて。笑
過補給になるんですが、年に1度は必ず行っています。

確かに、一つの大きさも大きいし、口コミでも”なんじゃこりゃ”のサイズって…凄いですね〜!唐揚げは定期的に食べたくなるんで…笑
行ってみる価値有りですね!!
(いいなぁ、名前がうどん屋さんなのに、唐揚げ推し!)

お店までの景色も最高!期間限定・夏のお楽しみ。

ミヤグチ氷店:大台町、宮川沿いにある山の中にある古民家を使った”週末限定営業”のかき氷やさん。口コミでも評判の、行列のできるお店。(予約も受け付けているので、予約をしていくのが◎)
参照:ミヤグチ氷店 公式Xより

既に何度か出てきているかと思うんですが、ミヤグチ氷店
伊勢市内より気温も低く、自転車で出かけるのに最高の場所なんですよ。

道中の景色もとても良いので、夏になるとそれを目的に”かき氷食べに行くツアー!”を毎年やっています。

ただすごく人気があるので待たされるんですけどね!

東さん、タマキさんもイチオシしていましたね!!
色んな方がオススメをするってことはやっぱり人気なのですね〜!!

魚には”ちょっとウルサイ”、喜畑さんオススメ

お肉(俗にいう、“茶色い料理”)は大好きなんですが、同じくらいか、それ以上に魚(刺身)が好きなので…、個人的に是非教えていただきたいのが、お魚系なんですが、どこかありますか?

それが…実は、水産物関係の仕事をしていることもあって…あまり魚系を食べに行くことがないんですよ。
魚は自分で作ったり、買ってきたりになるので…非常に難しい質問ですね…。
海鮮系を外に食べに行くことがないもんで…。

自分で作れちゃうなんて、羨ましい!

あ、東さんが紹介していた「八代」さん。ここは切り身が大きいです!
あとは…鳥羽1番街さんの向かいの「鳥羽マルシェ」。
地元食材を使ったビュッフェが凄く人気なんですよ!
コロナ禍ではビュッフェではなく定食形式をされていて、何度か食べましたよ!

喜畑さんが言うなら間違い無いですね!
”キクちゃんが行きたいお魚のお店ストック”に追加しておきます。
ありがとうございます!!

三重県って、どんな場所?

最後の質問になるのですが、喜畑さんの考える、サイクリスト目線での三重県ってどんな場所だと思いますか?

サイクリングのためにあるような県だなと。
特に北西地区は名古屋圏に入るので、人口が多くて、道路も走りづらいんですけど、津から南の紀宝町までは、ほぼほぼ自転車で走るためにあるような道路ばっかりなんです。
しかも海から山までが幅が狭いので獲得標高も取れますし、アップダウンがあって飽きない道路ばっかりで、本当に楽しいです。

これは他の方もおっしゃられてましたね!
特にロングライドで他地域でも走られる喜畑さんだと三重県の良さを感じられるのかもしれませんね。
僕自身が走った感想としては山と海が近くてリアス式海岸なので常にアップダウンがある地形だなぁと思っています。

あと、これは僕の地元・福島県でも感じていることで、三重県で走っている時にも同じことを感じたのですが、自転車に対して優しい印象があります。
車の絶対量が少ない地域だからこそ、車のドライバーの方にゆとりがある印象です。

まとめ

ローカルさんに聞いてみた!も今回で8人目
沢山の方にお話を聞かせていただき、共感するところもあれば、自転車との付き合いも長いキクちゃんが知らない楽しみ方をされてる方が多く、本当に自転車の奥深さを感じています。
おすすめのルートはサイクリストさんの経験値であり、軌跡。大切な情報を教えていただけることがとてもありがたいなとしみじみ感じています。

喜畑さん、今回も”濃い”自転車話をありがとうございました!

次の方にも、どんなお話が聞けるかとっても楽しみです!皆様もどうぞお楽しみに!


【取材協力】喜畑 圭司さん

三重県大紀町出身・伊勢市在住、自転車歴は10年のトライアスリート。

ダイエット目的で始めたマラソンをきっかけにトライアスロン、自転車を始める。
ケーケー山本自転車店さんのチームでは初期メンバーとして、世代を問わずチームの皆から慕われている。
流れていく景色に没頭できるソロライドが好きだが、仲間との”超”ロングライドも大好きで、過去に伊勢から自走琵琶イチ往復などを走行。充実した自転車ライフを過ごしている。

自転車は、趣味というよりも、自分を自由にしてくれる存在です。
ずっと乗っていたくなります。

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

ローカルさんに聞いてみた!Vol.8 喜畑さん②伊勢湾一周編

2024.10.17

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー第8弾!

三重県伊勢市在住のサイクリスト・喜畑圭司さんに、今回は鳥羽を含む「伊勢志摩一周」イセイチルートを、実際の走行エピソードとともに教えていただきました。

※喜畑さんの「自転車の出会い編」はこちらから!

愛車は白の「CEEPO」

伊勢志摩一周(イセイチ)

今回は僕も機会があれば是非走りたいと思っている「伊勢湾一周」ですが、
フェリーがルート上に入るのは珍しいですし、あまり話に上がってこない印象なので…是非、喜畑さんにお話を聞かせていただきたいです!

そうですね。
なかなかやろうと思う人がいないというか…
”一周するべきものなんだ”っていう感覚がないのかなぁと思いますね。

確かに、フェリーは楽しそうだなとは思うのですが、間が空いてしまうこと、
フェリーの手続き(輪行状態にする必要の有無だったり)について等、色々細かい下調べが必要で「やってみよう!」という感じまでのハードルが高いのかもしれませんね。

伊勢湾一周、走ってみた!

4、5年前になりますが、メンバーはちょうどこれまで登場している東さん、タマキさん、小林さんとの4人で、今くらいの夏のおわり〜秋にかけてという季節でした。

伊勢をスタートして、名古屋に向かって北上します。
旧伊勢街道をずっと上がって行き亀山、鈴鹿を通過して、桑名からは名古屋に抜けるルートです。
実は僕、都会を走るのが大嫌いで…!名古屋近郊はそれまで全く走ったことがなかったんです。ですから、市街地エリアは東さんにルートを引いて貰いました。

確かに交通量が多い所を走るのはロングライドだと疲れてしまうんですよね。
でもルートと言う目線で見ると名古屋近郊は木曽川・長良川・揖斐川とかなり大きな川を渡らないといけないので、ビワイチ(琵琶湖一周)みたいな湖系やアワイチ(淡路島一周)の島系とは違って、川を渡る際の橋もポイントになりそうですね。

湾に近い側の橋だと自転車では通行できない橋が多そうです。
これはキクちゃんが全然イメージしてなかった考えないといけない部分かもしれないですね。

なるべく港沿い、海沿いを走ろうということで周ってきました。
夜21時頃にスタートして、名古屋の通過が夜明け前、4時頃だったと思います。
市内に入った頃に雨が降り始めて…ドロドロになりながら走っていたんです。
知多手前くらいで休憩をしようと、全身ずぶ濡れになったままですが、一旦コンビニに入ったんです。
そしたらコンビニはエアコンが入っているので…もう、震える程に冷えて!
大雨が降っているんですけれど、外で雨宿りをしました。

普段はとっても有難いコンビニの強めのエアコンが、この時ばかりは…ですね。
なかなかハードですね。

イセイチのルート上どうしても市街地走行で名古屋市内を走ることになりますね。
この市街地走行は1号線で突っ切るって感じなんですかね?

基本的には名古屋市内は1号線で一気に突っ切るルートを組んだつもりだったんですけど…違うコースを走ってたような気もします。
そんなに幹線道路ばっかり走ってなかったような…

なるほど。
名古屋を抜けて熱田神宮のあたりから知多半島に向かって走っていくわけですが、ルートとしては国道247号から155号を通っていく形ですか?

はい。
伊勢湾側の石油コンビナートの隣の道を走るんですけど、大昔の脇道と、最近作られたバイパス的な道が並行して走ってるんですけど、大昔の道の方へ入りたいんですけど、なかなか入れなくて…ずっとバイパス側で大型トラックの水しぶきを浴びながら走り続けていた覚えがあります。

日の出を迎えて

ちょうど新舞子マリンパーク(120km)のあたりで日が明けてきたのですが、本当にここが綺麗で、このイセイチで一番印象に残っています

わかります!
24時間近いロングライドだと朝のセクションと夜のセクションとわけられると思うんですが、その切り替わりってとても感慨深いというか…!
僕も思い出に残るライドがいくつもあります!

そのまま知多半島を走って衣浦トンネルを通過して蒲郡から豊橋方面に走っていく形ですね。

衣浦トンネルは聞いた事があります!
確か自転車で通れて地下まで降りるトンネルですよね?

よくご存じですね。自転車と歩行者用のトンネルで地下11階まで降りていくんです。そこから約500mを自転車から降りて歩いて碧南市側に渡れるのです。

地下11階!
それは降りるのも登るのも結構な歩行になりそうですね。でもこのスポットだけでも行ってみたいです。(キクちゃんそういうスポット大好きです!)

気温が上がってきた

夜中大雨の中走った後、衣浦を越えた頃から、今度30度を越えてきて…
平坦な日陰のない渥美半島を走るのは本当ちょっと辛かったですね。

1回雨で全身びしょ濡れになってると、走っている間は気になんないんですけど、止まった瞬間に色々臭いんですよね…笑
でも、そこを越えるとゴールのフェリー乗り場ですね!!

はい。
ただ、全く日陰のない畑の中の1本道をひたすら走り続けたので、フェリー乗り場に着いた時には、年寄り2人は疲労困憊でした。
後はフェリーに乗って帰るだけ!いうことで、女子2人はそこでノンアルコールビールで乾杯してましたけど、僕らおじいさん2人はベンチでひたすら昼寝をするしかなかったですね…。
やはり女性の方がよっぽど耐久性があるんだなと思いましたよ。

あー…でもそれは”あの”お二方だからっと言うところもあると思いますよ。(笑)

キクちゃんが”あの”と言われるお二方を改めてご紹介!

印象に残っているところ

今回のイセイチだと印象に残ってる所や注意点はどんな点でしょう?

個人的には鈴鹿から知多半島に入るまでの交通量の多い市街地を安全に通過するという点があると思いますが、その辺りはどうでしたか?

交差点も信号も多いので、ストップ&ゴーの連続で信号にはかなり足を引っ張られましたね。

夜明け前に名古屋の都市部を抜けちゃえると良いのですね。

ええ、それが狙いだったんですけど…それでもやっぱ大変ですね都会はやっぱり走りづらいですね。

四日市地区の鈴鹿四日市あたりの海沿いの、確か国道23号線だと思うのですが…何度か走ったことがあるんですけどトラックがビュンビュン走ってて怖かった覚えがあります。

ええ、国道23号は自転車では走り難いので、なるべく外して、昔の旧道沿いに行くっていうのが多いですね。

これまで意識したことがなかったんですが、伊勢湾一周に関してはルートを普段以上に事前にきちんと調べておくことがとても重要だなと思いました。

多分それがネックになって、皆さんあまり伊勢湾一周とか考えてないんじゃないかなと思います。

なるほど…。
今回初めて”湾”一周と言う目線でお話をお聞きしましたが、”島一周”や”湖一周”と違い
・大きめの川をどこの橋で渡るか
・フェリーの時間
・(お話には出ていませんが)新舞子マリンパークの新舞子ファンブリッジと新舞子グリーンラインの開門&閉門時間
の事前リサーチがポイントになるのですね!(通常のルートでのリサーチポイントは除く)
とても勉強になりました!

ちなみに、このルート上で美味しかったものやおすすめグルメってありますか?

1日がかりのロングライドの場合、あまり大きなストップはしたくないので食事は大体コンビニになるんですよね。

そうですよね、わかります。
止まってしまうと次に動くのが辛くなりますもんね。
僕もソロライドの時はコンビニで買ったものを背中に入れて、基本的には走りながら食べるって感じになってしまいます。

特に、今回はフェリーが動いている時間にフェリー乗り場に付かなければならなかったというのもあって、間に合わないと同じルートをまた自転車で戻るので、それだけは避けたい!と…笑

なので、一番記憶に残っているのは、伊良湖のフェリー乗り場で食べたソフトクリームです。これは沁みましたね。

ゴールしてほっと一息、後はフェリーに乗るだけ、ですもんね!
それは格別ですね〜!

後は知多半島の先端にある、日間賀島に行く小さなフェリー乗り場のシャコがオススメ。
伊勢湾や三河湾で獲れる魚介は本当に美味しいんです。タコが有名ですが、それに限らず美味しいですので、機会があれば是非オススメです!

この辺りも海沿いのいいところですもんね〜!
ありがとうございます!


次回は、喜畑さんイチオシのおすすめグルメ情報


【取材協力】喜畑 圭司さん

三重県大紀町出身・伊勢市在住、自転車歴は10年のトライアスリート。

ダイエット目的で始めたマラソンをきっかけにトライアスロン、自転車を始める。
ケーケー山本自転車店さんのチームでは初期メンバーとして、世代を問わずチームの皆から慕われている。
流れていく景色に没頭できるソロライドが好きだが、仲間との”超”ロングライドも大好きで、過去に伊勢から自走琵琶イチ往復などを走行。充実した自転車ライフを過ごしている。

自転車は、趣味というよりも、自分を自由にしてくれる存在です。
ずっと乗っていたくなります。

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

ローカルさんに聞いてみた!Vol.8 喜畑さん①自転車との出会い編

2024.10.07

鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー第8弾!

リレー方式のこの取材企画、今回はVol.7 枡田さんからのご紹介で三重県伊勢市在住のサイクリスト・喜畑圭司さん。

枡田さんの取材中「東さんが“師匠と仰ぐ方”」がいると伺い、距離バグ・超ロングライドの東さんを超える距離バグさん?!一体どれだけ走る方なのだろう…と、キクちゃん興味深々!これは聞くしかない!!と、ご指名で喜畑さんのご紹介をお願いちゃったのです!

そんなわけで、待ちに待った取材が始まりました。

愛車は白の「CEEPO」

マラソンから、トライアスロンへ…

東さんが”師匠”と慕っていらっしゃると伺ったので、喜畑さんのお話しをとっても楽しみにしておりました!
よろしくお願いします。

よろしくお願いします!

師匠というような、大袈裟なもんじゃないですよ。
ほんの少し先に自転車を始めていたというくらいです。

ちなみに、自転車歴はどの位になるのですか?

10年くらいです。
今が63歳なので、53歳頃からですね。

そうなんですか!若い頃から乗られていた…とかなのかと思っていました!
僕が今ちょうど40なんですけど、今から10年後に新しいことを始めるって…
ちょっと今は想像ができないのですが、喜畑さんは何がきっかけになったのですか?

その前くらいから、ダイエット目的でマラソンを始めたんです。
市民ランナーという感じで走るようになって…。
そこでトライアスロンに興味を持ったんです。

なんと、喜畑さんもトライアスリートだったのですね!!
東さんの”親分”…というイメージで、てっきり長距離ライド専門かと思っていました

なるほど、市民ランナーからトライアスロン、ですか…!!
(またまた…やり始めたらトコトン追求してしまうタイプ…?!笑)
ラン、スイム、バイクと、トライアスロンの入り口は人によって色々とは聞きますが、喜畑さんはランから入ったのですね!

はい。ラン、バイクで、最後にスイムでした。

なるほど!スイムもその時からなんですね〜!!

競泳はそれまで全くでしたので、当時の70、80代の方と一緒にスイミングスクールで練習しました。

凄いなぁ〜。
僕は走るのは絶対嫌なんですが、水泳はやりたいな〜と思いつつ…なかなか重い腰が上がらないんですよ。
まだそこまでのモチベーションがないというか…(だからお腹のお肉が減らないのか…)(苦笑)

そこから、喜畑さんのレース活動が始まったのですね!

トライアスロンを始めた年には、まだKKさんもトライアスロンを始めていなくて、
別なチームに入ったのですが、翌年にKKさんも始めたため、KKのチームに入って活動しています。
その後でタマキさん、小林さんが入ってきた感じです。
そうしてトライアスロンチームを作って、自転車を始めたら、自転車も楽しいなってなってきたんです。

となると…本当に初期メンバーなのですね〜!
なるほど、みなさんから”喜畑さん”とお名前が出てくるわけですね!!

”変化”を楽しむために乗る自転車

喜畑さんはかなりの長距離ライドをされるとのことですが、普段の自転車の楽しみ方、ここが自転車の好きなところ、という点を教えてください。

自転車に乗っている時の、風景が流れていくのが好きなんです。
ちょっと…伝わるか分からないんですが…

いえいえ、めっちゃわかります!!
僕も好きです!

自転車は、趣味というか…自分を自由にしてくれるもの、です。

この歳になると色んな…しがらみというかも出てくるので。そういうものから解放されるというか…サドルに乗ると自由になれる感じがするんです。

うんうん、激しく共感!
僕も無心になりたい時とか、一旦現実から離れたいときに乗ったりします。
乗っているうちに、ふと頭が整理できたりして。

なので乗り始めると、ずっと乗っていたい、長い時間乗っていたいんです。
でも、同じところを走るのは苦手で、ローラーは30分で限界です!笑

あ、なるほどっ!
だから、喜畑さんは”超”ロングライド…になるのですね!

結果的に…ですね。
私の場合は、いかに速く走るかというスピードだったり、獲得標高へのこだわりはないので、1回の距離は40kmくらいで休憩もしながらで、”どこかに行きたい”ではなく”変わっていく”のを楽しんでいます
走るルートで、景色も、空気も変わって行きますのでね!

なるほど〜!
広葉樹から針葉樹に変わったり、土手に生えている草の種類が変わったり…空気が変わる感じ…とか、解ります。

そうすると…喜畑さんの普段の乗り方としては、ソロライドよりはグループライドという感じでしょうか?

いえ、実はどちらが好きかというと、ソロライドです。

ロングライドの中心メンバーだと思っていたので、それはちょっと意外でした!
そんな中で、ソロではなく、グループライドをするモチベーションを教えていただけますか?

仲間と行くとたわいもない会話も楽しみですし、長時間乗っていると、トラブルやハプニングも起こりますよね。誰かのパンクをみんなで手伝って直したりとか…そういうこともスパイスになりますので、ソロライドとは違った楽しさですね!
あとは、自転車を漕ぐというのはそれぞれが個人で一生懸命やるわけですが、みんなでトラブルも乗り越えてゴールしたという充実感はとても大きいですね。
あとは、後から「あの時は何100km走ったよね」なんて話すのもやっぱり楽しいですし。

年齢も近い東さんと出かけることが多くて、そこからメンバーが増えていったんです。色んなレベル、世代がいるグループライドのおかげで、自分1人では気づけないことに気づけて、スキルアップに繋がっていると思います。
だからやめられない。

それで東さんの”師匠”なのですね!

自分が最年長なので、若い人たちのパワーには敵いませんので…
最近は「コイツ遅いな」って…足を引っ張らないようにしたいなと思っているところです。笑

それでソロの方が気が好き、とおっしゃったんですね。

本当にソロが好き…人と関わりたくないみたいな方だったら、絶対にみなさんから名前が出る程慕われるわけないよな〜と思ったので…よかった、納得しました
でも、それは絶対気にしすぎです。笑
(だから、喜畑さんはグループライドの方が好きなんじゃないかってキクちゃんは思っています!じゃなきゃ壮大なロングライド企画、絶対できないですもん!)

景色が変わる楽しさはキクちゃんも感じる自転車の楽しみの一つですが、レースが中心で、スピードや獲得標高が指標になっていたので、同じ自転車でも自分とは全く異なる自転車の楽しみ方をされていて、とても新鮮でした。
”目的地”ではなくて、”変化”を楽しむために自転車に乗るという点は特にキクちゃんには新しかったです。


次回は、お楽しみ!喜畑さん
伊勢志摩一周”伊勢イチ”について、実際の走行エピソードと共に教えていただきます!


【取材協力】喜畑 圭司さん

三重県大紀町出身・伊勢市在住、自転車歴は10年のトライアスリート。

ダイエット目的で始めたマラソンをきっかけにトライアスロン、自転車を始める。
ケーケー山本自転車店さんのチームでは初期メンバーとして、世代を問わずチームの皆から慕われている。
流れていく景色に没頭できるソロライドが好きだが、仲間との”超”ロングライドも大好きで、過去に伊勢から自走琵琶イチ往復どを走行。充実した自転車ライフを過ごしている。

自転車は、趣味というよりも、自分を自由にしてくれる存在です。
ずっと乗っていたくなります。

カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!

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